[読書メモ] さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
強みとはなんでしょう。
強みというと、何か特別な力のように思われますが、
自分が当たり前にやっていることで、他人にとっては当たり前ではないこと。
それは強みであり、才能なのです。
資本主義の社会においては、他の人が不得手なことを、得意な人が代わりに行うことで、経済的な価値になります。
自分の強みを知り、磨くことで、生きやすくなるかもしれません。
ストレングス・ファインダーとは、米国ギャロップ社の開発した、性格診断ツールのようなものです。
人の才能を34個の資質に分類し、各個人がもつ資質の度合を診断してくれます。
この本には、ウェブテストのアクセスコードがついています。中古品だとこのアクセスコードが使用済みになっているおそれがありますので、新品を買ってください。
ホームページに、アクセスコードを入力することで、ストレングス・ファインダーの診断を受けることができます。
177の質問に答えていくだけですが、設問が多いので、全部で30分以上かかります。
時間と心に余裕があるときに診断を受けることをお勧めします。
通常は上位5個の資質が診断でわかりますが、
追加料金を払うことで、34位までのすべての資質がわかります。
例えば自分の上位10個の資質は次の通りでした。
- 慎重さ
この資質を持つ人は、決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。
- 分析思考
この資質を持つ人は、物事の理由と原因を追求します。状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる能力を備えています。
- 個別化
この資質を持つ人は、一人一人が持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
- 内省
この資質を持つ人は、頭脳活動に多くの時間を費やします。内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。
- 最上志向
この資質を持つ人は、強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。
- 規律性
この資質を持つ人は、日課や秩序正しい計画に従うことを好みます。世界は自分が作った秩序の中に存在します。
- 責任感
この資質を持つ人は、一度やると言ったことは必ず実行する精神の持ち主です。正直さや忠実さなどの普遍的価値観を達成することに、意義を感じています。
- 公平性
この資質を持つ人は、あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。
- 学習欲
この資質を持つ人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。特に結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
- 親密性
この資質を持つ人は、他人との緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。
上位5つの資質をみると、自分は、物事をじっくり考えて、分析することが向いているようです。
逆にいうと、短時間でアウトプットを多くだすようなことは向いていないので、そういう仕事は避けたほうがよさそうです。
ぜひみなさんも、ご自分の強みを活かしていかれることをお勧めいたします。
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