サクサク diary

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『それってパクリじゃないですか?』日テレ水10ドラマ 第5話 メモ 面接は一回だけ?撮影所は木更津にある?パンダとアリさんどちらの引越し業者がお好み?

https://www.ntv.co.jp/sorepaku/story/05.html

 

(1)面接の回数について

 

面接審査について北脇は「面接は一回」、熊井は「原則としてそうですね」と言っていました。

結局、亜季の必死の調整により面接は2回行われました。

 

実際どうなの?ということでもう少し掘り下げてみます。

 

特許庁の面接ガイドラインには以下のように記載されています。

代理人等からの面接の依頼があった場合、審査官は、原則、一回は面接を受諾します。ただし、面接の依頼に対し、審査官が審査室の長(審査長・技術担当室長)と協議した結果、面接の趣旨を逸脱するおそれがあるなど面接を受諾することが適当でないと判断した場合には受諾しないことがあります。」

https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/guideline/patent/document/mensetu_guide_index/tokkyo.pdf

 

「原則、一回は面接を受諾します」

微妙なニュアンスの表現です。

(本音は面接を受諾したくないけど仕方ないから一回は面接を受けてあげる)というような。

基本的に特許審査は書面主義ですし、書面だけで処理が完結できるならそれに越したことはないでしょう。

面接には時間と労力がかかります。それに見合う効果が見込めないのであれば、審査業務の効率上、適切ではないでしょうね。

面接を申し込む際は、それが本当に必要なのか充分吟味することが必要でしょう。

電話や電子メールでの応対も検討の余地ありです。

ただ、これは特許審査に限った話ではないですが、安易な確認や無意味な質問で相手の時間を奪うことはやめましょうね・・・。そういったことが増えると、ガイドラインが改定されて面接を受諾するための要件が厳しくなるかもしれません。

 

とはいえ、ガイドラインは2回以上の面接を排除していませんので、必要性が認められればあり得るかと。

 

(2)月夜野の住所について

ドラマ内の書類では月夜野ドリンク株式会社の住所が「千葉県木更津市石根3丁目・・・」となっていました。

これは撮影所の住所が元になっているようです(実在の地名は石根ではなく岩根)

https://www.pilots.co.jp/house_studio/zero-noir/

特許庁がある霞が関へは気軽に行ける距離ではないので、アポなしで審査官を待ち伏せした亜季の根性はすごいと思います笑

審査官が休暇やテレワークで登庁しなかったらどうするんだw

 

(3)ドラマと関係ない話

窪地の兄・政宗役の板橋駿谷さんも、社長役の赤井英和さんも、引越し業者のCMに出てましたね

熱血で不器用そうなイメージが共通してます。

あくまでイメージ。芸能界を生き抜いているくらいだから実際は器用だと推測してます。

 

(4)次回について

学会発表が控えている発明を短期間で出願するために苦労するようです。

新規性喪失の例外の規定はあるけど、保険としては弱いからね・・・。

(発表をみた第三者が先に出願してしまうとつらい。)

小説だと「北脇さんが一晩でやってくれました」が、ドラマではどうなるのでしょうか。

ブラックな働き方は見たくないので、よい解決策があるといいですね。